4日目|マウン滞在とオカバンゴデルタツアー前日準備|ボツワナ一人旅 旅行記【2023】

ボツワナ一人旅4日目。

昨夜、ボツワナ・マウンに到着し、オカバンゴデルタの入口にあるバックパッカー宿「The Old Bridge Backpackers」に滞在中。

疲れていたにもかかわらず、早朝に目を覚ましたのは、無数の野鳥たちの鳴き声のせいだった。

騒がしいニワトリとは違う、静かな湿地帯に響く、心地よい鳥の声。

多種多様な野鳥の生息地であるオカバンゴデルタの自然の中で、自分が寝起きしていることを実感して、なんとも言えない感慨深さがあった。

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朝焼けのオカバンゴデルタ

寝袋から抜け出して、まずは昨夜暗くて見えなかった宿周辺を散策してみることにした。

空はまだ薄暗い。

The Old Bridge Backpackers は、オカバンゴデルタ入口付近、クロコダイルプール沿いに位置する宿。

川の向こうには、宿名の由来にもなった古い木橋が見える。

朝焼けの空と低い雲が静かな水面に反射し、ひんやりした空気の中に鳥の声だけが響く。

“豊かな静寂”

という言葉がぴったりだったと思う。

早朝のThe Old Bridge Backpackersから見えるオカバンゴデルタの風景 古い木橋と朝焼けの空が反射する水面と船

The Old Bridge Backpackersから見える古い木橋と朝焼けの空

敷地の外へも少し出てみる。

乾季のため、本来水辺だった場所は広大な平原のようになっていて、その地平線から太陽がゆっくり昇ってくる。

オカバンゴデルタといえば、獰猛な野生動物の生息地だ。

水辺であればカバやクロコダイルがいてもおかしくない。

少し怖さもあったが、見渡す限り開けた景色で、隠れられそうな場所はほとんどない。

見えるのは、野鳥ばかりだった。

カワセミ、ハゲワシ、タカ、ムクドリ、サギ、ブッポウソウ、キジバト、セキレイ…。

どこか見慣れた形なのに、日本で見る鳥より色彩が鮮やかで距離が近いことに驚く。

木橋から見る乾季のオカバンゴデルタの風景 朝焼けですべてがオレンジ色に染まる

木橋から見る乾季の水辺


オカバンゴデルタツアーは翌日開催

この日は、目的だったオカバンゴデルタツアーの開催日ではなく、終日フリー。

ただ、今回の旅はかなり準備不足で始めたため、移動のたびに情報収集しながら進む必要がある。

この日のミッションは、

・次の目的地「カサネ」方面行きバスの確認
・食料調達
・南アフリカランド → ボツワナプラへの両替

の3つ。

まずは朝食にすることにした。


キャンプサイトで自炊

The Old Bridge Backpackersには共用の屋外キッチンがある。

昨日買った惣菜の残りを温めて食べることにした。

ただし、アフリカのバックパッカー宿は、日本のような“整ったキッチン”を想像するとだいぶ違う。

ガスコンロは自動点火式ではなく、

① ガス栓を開く
② ライターで火を近づける

という原始的スタイル。

当然熱いので軍手着用。

ヤカンはなく、鍋も年季入り。

取っ手の取れた浅鍋を見つけて、なんとか惣菜を温める。

持参したシェラカップで紅茶も作った。

乾季の朝はかなり冷えるため、温かい飲み物がありがたい。

レセプション前には、デルタを見渡せる共用ラウンジがあり、そこで朝食。

まだ誰もいない。

鳥の声だけが聞こえる、贅沢な時間だった。

The Old Bridge Backpackersの共用エリア バー&レストラン 屋外にもテーブル&チェアあり 無人

人のいないThe Old Bridge Backpackersの共用エリア

The Old Bridge Backpackersでの朝食 コンロで温めたビーフシチューライスとお茶 サラダも 昨日の残り

コンロで温めた朝食とお茶


徒歩で10km離れたマウンの町へ

朝食後は、歩いてマウン中心部へ向かうことにした。

距離は約10km。

宿周辺こそ大自然の真っただ中だが、少し歩くと一本道のハイウェイに出る。

迷うことはなさそうだし、時間もある。

徒歩でもなんとかなるだろう。

道中で面白かったのが、大量の鳥の巣。

木にぶら下がる袋状の巣を見て調べたところ、「ハタオリドリ」の巣らしい。

1本の木を埋め尽くすほど大量の巣が作られていて、小鳥たちが忙しそうに飛び回っている。

さらに進むと、昨日バスから見た放牧中の牛たちも登場。

近づいても逃げない。

草を食べるでもなく、ぼーっと立っている。

そして延々と続く一本道。

最初は楽しかった。

しかし昼近くになると気温が上がり、さすがに疲れてくる。

足も重い。

「なぜ歩こうと思ったのか…」

少し後悔し始めたころ、ようやくマウン中心部へ到着した。

マウンへの道中 道沿いでのんびりする放牧中の牛たち 数が多い

放牧中の牛たち


ボツワナのスーパー飯が優秀

まずはスーパーで休憩。

ボツワナのスーパーには量り売り惣菜コーナーがあり、これがかなり便利。

好きな料理を少量ずつ買える。

・ゼリー&カスタード P10.35
・水1.5L P8.95

合計 P19.30。

安い。

しかも味は意外とちゃんとしている。


バスステーションでの情報収集

次は、グウェタ・カサネ方面行きのバスの情報収集。

バスステーションへ向かったものの、昨日到着した場所なのに迷う。

ラウンドアバウトを何度も往復しながら、なんとか到着。

ハバロネ同様、ここでも時刻表は存在しない。

バスの前に立っている人へ直接聞くスタイル。

何人かに尋ねた結果、

・カサネ方面行きは早朝発
・ナタ経由
・1時間ごとに数本程度

という情報を入手できた。

“現地で聞く”

これがアフリカ旅の基本らしい。


両替と食料調達

その後、町中でランド紙幣をボツワナプラへ両替。

  • R2130 ⇒ P1448(レート0.68)

さらにスーパーで追加の食料も調達。

キッチン使用が可能だったため、野菜類も買ってみた。

  • トマト P3.83
  • ポテト P1.86
  • オクラ P1.86
  • リンゴ P4.42
  • パンセット P5.45
  • 肉惣菜 P5.10
  • 野菜惣菜 P6.72
  • ビーフシチュー P34.48
  • ルイボスティー P27.95
  • 水1.5L P8.95

合計 P101.35。

野菜も肉も意外と安い。

マウンの町で調達した食料品 水、惣菜、野菜・果物、ルイボスティーなど

調達した食料品


帰りは乗り合いタクシーで

帰りは荷物もあるため、さすがに徒歩を断念。

乗り合いタクシーを利用した。

乗客が集まるまで待機するシステムらしく、その間に露店でランチを購入。

・ランチボックス P20
・乗り合いタクシー P30

鶏肉の煮込み、かぼちゃの煮物、豆料理、キャベツサラダ…。

見た目も味もどこか家庭料理っぽく、日本人にもかなり食べやすい。

苦労して歩いた10kmも、車ならあっという間だった。

マウン・The Old Bridge Backpackers間の一本道 開けたエリア 民家がわずか

マウンとThe Old Bridge Backpackersを結ぶハイウェイ


オカバンゴデルタツアー、まさかの2万円

宿へ戻ると、残りの雑務を片付ける。

・追加2泊分の支払い
・オカバンゴデルタツアー本予約

問題はツアー料金だった。

事前調査では7000円程度だったはずが、実際は約2万円。

コロナ後の燃料費高騰の影響で、価格が3倍近くになっていた。

正直かなり悩んだ。

半日ツアーで2万円。

バックパッカー向け価格ではない。

それでも、

「ここまで来て参加しないわけにもいかない」

そう思い、覚悟を決めて支払った。

  • キャンプサイト2泊 P220
  • オカバンゴデルタツアー P2000

“もう二度と来られないかもしれない”

そんな旅では、勢いも大事だ。

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The Old Bridge Backpackers前のクロコダイルプール ペアのクロコダイルが日向ぼっこ中

水辺ではクロコダイルが日向ぼっこをしていた


アフリカで出会った日本人バックパッカー

この夜、思いがけない出会いがあった。

なんと、このアフリカの僻地で日本人大学生バックパッカーに遭遇。

コロナ直後だったこともあり、この旅で出会ったアジア人は彼だけだった。

彼は自分とは逆に、アフリカ北部から南下してきたという。

旅先で遭遇した出来事や、アフリカ各地の話を聞きながら、キャンプファイヤーで焼きリンゴを作る。

人工灯のない夜空には、大量の星。

“旅先で聞く旅話”

これほど面白いものはない。

移動続きだった旅も、ようやく少し落ち着き始めていた。

コンロで温めた惣菜をプレートに盛って夕食 パン、肉、野菜など ルイボスティーとオレンジも

調達した惣菜とパンを温めて夕食に

The Old Bridge Backpackersから見るオカバンゴデルタの夕暮れの風景 人口灯はない

The Old Bridge Backpackersから見る夕暮れの風景


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cornflower

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