3日目|ボツワナ・ハバロネからマウンへ12時間バス移動|南部アフリカ一人旅 旅行記【2023】

南部アフリカ一人旅3日目。

この日は、ボツワナの首都・ハバロネから、オカバンゴデルタ観光の拠点となる町「マウン」へ向かう。

距離にして約900km。

到着予定は18時。

丸一日がかりのロードトリップだ。

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早朝5:30発、長距離バスでマウンへ

まだ真っ暗な早朝、ハバロネのホテルをチェックアウト。

ホテルに隣接するバスターミナルへ向かい、前日に確認しておいたマウン行きの長距離バスを探す。

すぐに発見。

やはりアジア人の一人旅は珍しいらしく、この日も“特等席”(運転手の真後ろ)へ案内される。

最前列は景色がよくて嬉しい。

昨日は深夜着&早朝出発だったため眠気が勝っていたが、朝日が昇るにつれ、外の景色に目を奪われ始めた。

気づけば、バスは広大なサバンナの中を走っている。

「これは野生動物見放題なのでは…?」

そんな期待を胸に車窓を眺め続ける。

だが、見えるのは延々と続く草原と、放牧中の牛たちばかり。

それでも、日本ではまず見られない風景だ。

どこまでも続く乾いた大地。

広い空と異様に低い雲。

道端にぽつんと現れる集落。

ただ窓の外を眺めているだけで、時間が過ぎていく。

ロードトリップ特有の、この感覚が好きだ。


ボツワナの道路事情

ハイウェイとはいっても、日本の高速道路とは全然違う。

舗装されている区間もあるが、

・突然、崩れたまま未舗装のガタガタ道へ
・土道になる
・ダンプカー回避で道なき道へ突入

みたいな場面が普通にある。

そのたびにバスは大きく揺れ、砂埃が舞う。

乗客たちは慣れた様子だったが、初アフリカの自分にはなかなか衝撃的。

シムシティで交通の維持経費を削ると道路が荒れるが、実際だとこんな感じになるのかも…とぼんやり考えた。


“無賃乗車”した件について

この時点で、実はまだバス代を払っていない。

理由は単純で、ボツワナ到着が深夜だったうえ、早朝出発だったため、ボツワナ通貨「プラ(Pula)」へ両替できていなかったからだ。

国境付近なら、「ランド(南アフリカ通貨)かドル使えるだろう」と軽く考えていたのだが、普通に無理だった。

観光地感が全然ない。

とはいえ、事情を説明すると、ドライバーが、「途中でATMに寄るから、おろせばいいよ」と、そのまま乗せてくれた。

かなり柔軟。

さらに、お腹は空いてないか、トイレ代はあるか、など、休憩のたびに気にかけてくれる。

昨日からずっと、現地の人の優しさに助けられてばかりだ。

昼食は、前日に買っておいた惣菜パンと果物で済ませる。

トイレ代(P3)は、結局ドライバーが立て替えてくれた。

数か所の休憩所を過ぎたあと、ようやくATMを発見。

無事、現金を入手し、その場でバス代とトイレ代を支払った。

  • バス(Gaborone ⇒ Maun) P300
  • トイレ P3

▶関連記事:アフリカ個人旅行で困ったこと10選|ATM問題


ボツワナ国内なのに“検疫”がある

この日の移動で特に印象的だったのが、「検疫」だ。

道中、突然バスが停車。

乗客全員が下車し、

・パスポート提出
・靴底消毒
・荷物チェック

を受けることになった。

「国内移動なのに、なぜ検疫?」と驚いて聞いてみると、「ナショナルパークへ入るから」とのこと。

後で調べてみたところ、これはボツワナ特有の家畜伝染病対策らしい。

ボツワナでは牛肉輸出が重要産業になっており、口蹄疫対策として、地域ごとに防疫ライン(Veterinary Checkpoint)が設置されている。

特に、

・国立公園周辺
・放牧エリア
・野生動物生息地

をまたぐ際には、長距離バスでも検疫が行われることが多いそうだ。

果物や肉類を持っていると没収される場合もあるらしい。

野生動物と家畜が近い距離で共存している、“サファリの国・ボツワナ”らしい光景だった。


夕暮れのマウン到着

12時間を超える長距離移動。

それでも、

・景色を眺めたり
・少し眠ったり
・休憩所に寄ったり
・検疫を受けたり

しているうちに、意外と時間は過ぎていく。

気づけば日が傾き、空がオレンジ色になっていた。

そして予定通り、18時頃、オカバンゴデルタ観光の拠点「マウン」に到着。

ここからがまた大変だった。


タクシーが見つからない

予約していた宿は、町外れのキャンプサイト。

バスターミナルからは10km以上離れている。

とりあえず周囲を歩いてみるが、タクシーが全然いない。

時間帯の問題もあるのか、観光客はまったくいない様子。

スーパーで夕食や翌日以降の食料を調達しつつ、周囲の人に聞き込みを開始。

町の人が助けてくれ、なんとか「The Old Bridge Backpackers 」を知ってるドライバーを発見。

無事、本日の宿へ向かう。

  • タクシー(Maun ⇒ The Old Bridge Backpackers) P100
  • スーパー(シチューライス、サラダ、ヨーグルト、パン) P94.1
  • オレンジ5個 P10

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初めての“アフリカキャンプ泊”

宿泊先は、オカバンゴデルタ観光で有名なバックパッカー宿、

The Old Bridge Backpackers

事前予約はしていなかった。

「常設テントに泊まる?」

とも聞かれたが、節約のため自分のテントを使いたかったので、キャンプサイト利用を交渉。

無事OKとなった。

  • キャンプサイト1泊 P110

かなり安い。

さらに、オカバンゴデルタツアーも予約。

ただし翌日は開催なしとのことで、参加は翌々日に決定。

そして問題はここからだった。

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暗闇でテント設営

時刻はすでに20時近い。

この宿、自然との共生コンセプトなのか、節電なのか、キャンプサイトには外灯がほぼない。

つまり真っ暗。

懐中電灯だけを頼りに、人生初の本格テント設営開始。

家で一度だけ練習してきたとはいえ、

・アウトドア初心者
・暗闇
・寒い
・疲労困憊

という最悪の条件。

ポールを逆に通したり、ペグを落としたり、四苦八苦しながら、なんとか設営完了。

一安心して、スーパーで買った惣菜で夕食。

少し北上したとはいえ、ボツワナの夜もかなり寒い。

シャワーは諦め、寝袋で就寝した。

The Old Bridge Backpackersでの夕食 マウンの町のスーパーマーケットで買ったビーフシチューライスとサラダ

暗闇の中の夕食 ビーフシチューライスとサラダ


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