7日目|マカディカディ塩湖からカサネへ|野生動物だらけのロードトリップ|ボツワナ一人旅 旅行記【2023】

ボツワナ一人旅7日目。

夜空が白み始めた頃、自然と目が覚めた。

広がる白い大地に置いたマットレスの上に、身ひとつ、いま、自分は寝転がっている。

屋根はなく、空がある。

夜空は明るくなっているが、星も月もまだ変わらず輝く。

夜と朝の間の幻想的な空間に圧倒され、しばらく動けなかった。

音はない。

広い干上がった塩湖に生物は住むことを許されず。

だから、野生生物から身を守る必要はないのだ。

―—昨日、聞いたことをぼんやり思い出した。

思い思いの場所に置いたマットレスベッドの中で、旅の仲間はまだ寝ているようだった。

▶関連記事:ボツワナ一人旅 旅行記 6日目|グウェタへ移動&ミーアキャットとマカディカディ塩湖ツアー体験
▶関連記事:マカディカディ塩湖で野宿|満天の星空とナイトツアー体験記

塩湖で迎える特別な朝

ボツワナ・マカディカディ塩湖(Makgadikgadi Salt Pans)の夜明け
野営地のマットレスベッド

マカディカディ塩湖(Makgadikgadi Salt Pans)での朝。

キャンドルの灯りがわずかに残る道をたどり、少し離れた簡易トイレへ向かう。

その途中、地平線から太陽が顔を出した。

遮るものは何もない。

世界がオレンジ色に染まっていく。

太陽の光が眩しすぎてトイレどころじゃない……人生でもなかなか経験できない状況に笑ってしまった。

野営地へ戻ると朝食の準備が始まっていた。

昨夜は暗闇の中でのディナーだったが、朝は一転して青空レストラン。

メニューは、

  • トースト
  • スクランブルエッグ
  • シリアル&ミルク
  • マフィン
  • コーヒー・紅茶

と十分豪華だった。

大地の上、大自然のど真ん中で食べる朝食は、それだけでごちそうに感じる。

ボツワナ・マカディカディ塩湖(Makgadikgadi Salt Pans)ツアーの朝食セッティング 青空レストラン

本格的なテーブルセッティング

ボツワナ・マカディカディ塩湖(Makgadikgadi Salt Pans)ツアーの朝食 出来立てのスクランブルエッグと焼きたてのトースト

出来立てのスクランブルエッグと焼きたてのトースト


マカディカディ塩湖との別れ

朝食後は撤収作業。

荷物をまとめ、ジープへ積み込む。

もう二度と来ることはないかもしれない。

空と大地しかない世界。

何もないのに、これ以上ないほど満たされる場所だった。

オカバンゴデルタとはまったく違う魅力がある。

ボツワナで最も印象に残った場所のひとつだった。


グウェタからナタへ

グウェタ(Gweta)へ戻ると、再び移動の旅が始まる。

次の目的地はチョベ国立公園観光の拠点となるカサネ(Kasane)。

まずは中継地のナタ(Nata)へ向かった。

  • ミニバス(Gweta → Nata) P35

約1時間でナタへ到着。

まだ昼前だった。

カサネ行きのバスの出発までは少し時間があるとのこと。

バス乗り場の周りを散策することにした。


ナタの町で昼ごはん

ボツワナ・ナタ(Nata)の町の風景 バスの中継地点 ロバが闊歩する

ナタも決して大きな町ではない。

それでも、複数のバス路線の中継地のためか、グウェタと比べると賑やかだった。

ハイウェイ沿いには露店が並び、ロバが普通に歩いている。

アフリカの田舎らしい風景だ。

露店でピーナッツを購入し、デリカテッセンで昼食を調達。

  • バターナッツパンプキン&チキン P21.43
  • Rock Bull(スコーンのようなお菓子) P6.5
  • ピーナッツ P6

鶏肉の煮込みも甘く煮たカボチャも美味しい。

南アフリカのゴムみたいな肉や味のないウガリと違って、ボツワナのデリはハズレがないからありがたい。

ボツワナ・ナタ(Nata)の町で買ったデリカッセンの惣菜 バターナッツパンプキン&チキン

バターナッツパンプキン&チキン

ボツワナ・ナタ(Nata)の町の風景 バスの中継地点 ハイウェイ沿いに露店が並ぶ

ナタのバス乗り場


野生動物だらけのロードトリップ

とくにトラブルなく、ナタからカサネ行きのミニバスへ乗車。

  • ミニバス(Nata → Kasane) P112

このミニバスでの移動、思いがけずエキサイティングなロードトリップとなった。

窓越し、ハイウェイ沿いに、次々と野生動物が現れるのだ。

  • ダチョウ
  • シマウマ
  • キリン
  • アフリカゾウ

ジープサファリなどより、よほど近い距離で流れていく、のんびりした野生動物たちの姿を見て、ここにきてようやく野生動物の王国アフリカを実感。

もっとも、興奮しているのは自分のみで——周囲の乗客は完全に無反応…。

地元の人にとっては日常風景なのだろう。

6時間近い移動だったにもかかわらず、退屈する暇はなかった。

むしろ、人生で最も楽しい長距離バス移動だったかもしれない。


カサネ到着

旅は順調で、夕方、まだ明るいうちにカサネへ到着した。

カサネはチョベ国立公園観光の拠点となる町。

これまで訪れたグウェタやナタとは明らかに雰囲気が違う。

チョベ川沿いには高級ロッジが並び、お土産店もある。

旅行者の姿も見える。

ボツワナに入って初めて「観光地らしい観光地」に来た気がした。

▶関連記事:ボツワナ・カサネの町ガイド|チョベ国立公園観光の拠点


イボイノシシとマングースのお出迎え

バスステーションから宿までは徒歩で移動。

一本道なので迷うことはない。

歩いていると、道路を横断するマングースの大集団に遭遇。

さらに、道中、目の前に、食餌中のイボイノシシが…。

近づきすぎたせいか威嚇されたため、迂回しながら移動。

国立公園の町らしい歓迎ぶりだった。

ちょっとした冒険を楽しみながら歩いていると、ようやく目的地が見えてきた。

数匹のサルがぶら下がる看板は、チョベサファリロッジの入口看板だった。

ボツワナ・カサネ(Kasane)の町風景 マングースの集団が道路を移動しようとしているところ

マングースの集団


チョベサファリロッジにチェックイン

今回の宿はチョベサファリロッジ。

川沿いに広がる高級リゾートだ。

  • レストラン&バー
  • プール&ラウンジ
  • ツアーオフィス

旅行者向け設備は一通り揃っている。

しかし、このロッジ最大の魅力はキャンプサイトだった。

自前テントなら格安で宿泊できる。

  • キャンプサイト1泊 P130(約1200円)

さらに、

  • Wi-Fiあり
  • 電源あり
  • 温水シャワーあり
  • スーパーまで徒歩2~3分

という完璧な環境。

バックパッカーにとっては理想的な拠点だった。

▶関連記事:チョベサファリロッジのキャンプサイト滞在記


アフリカで初めての焚き火

ボツワナ・カサネの町のスーパーCHOPPIESで買った食糧品とマッチ 

チェックイン後はスーパーで買い出し。
焼いて美味しそうな野菜も気の向くまま、買ってみた。

  • マシュマロ
  • ニンニク
  • アボカド
  • スイートポテト
  • 惣菜
  • マッチ

合計 P57.8

まだ明るかったため、テント設営もスムーズに完了。

そして、この日は焚き火にも挑戦した。

サイト内で拾った木枝を集め、トイレットペーパーとバターを着火剤代わりに使う。

見よう見まねだったが意外とうまくいった。

焼きマシュマロを作り、シェラカップでお茶を温め、焚き火で暖を取る。

アフリカの、一人だけの夜。

目前、低木の茂みの先にはチョベリバーが広がる。

これまで思い描いていた「アフリカ冒険旅行」のイメージそのものだった。

驚くほど不安はない。

むしろ満たされた気持ちのまま、テントへ潜り込んだ。

チョベサファリロッジでのソロキャンプ中 即席かまどと焚き火 焼きマシュマロ

即席かまどと焚き火 


🔗 関連記事一覧

▶ボツワナ個人旅行の準備まとめ|ルート・持ち物・お金・注意点
▶ボツワナ個人旅行の費用まとめ
▶ボツワナ個人旅行で困ったこと10選
▶南アフリカ→ボツワナ陸路移動ガイド|ハウトレイン・国際バス
▶ボツワナ・チョベ国立公園ジープサファリ&リバークルーズ体験記
▶ボツワナ・チョベサファリロッジのキャンプサイト滞在記
▶ボツワナ・カサネの町ガイド|チョベ国立公園観光の拠点
▶ボツワナ・マカディカディ塩湖で野宿|満天の星空とナイトツアー体験記
▶ボツワナ・オカバンゴデルタツアー体験記|モコロとウォーキングサファリ
▶ボツワナ・マウンのキャンプサイト滞在記|The Old Bridge Backpackers
▶ジンバブエ・ヴィクトリアフォールズ日帰り旅行

cornflower

こんにちは、cornflowerです。 東京を拠点に、実際に行った旅行・ツアー・お出かけ体験をもとに、 「リアルに役立つ情報」を発信しています。 このブログでは主に、 ・バスツアーや観光地のリアル体験レビュー ・現地での過ごし方(滞在時間・モデルコース) ・服装・持ち物・あると便利なアイテム ・国内外の旅行記や海外体験(留学・トレッキングなど) を中心にまとめています。 特に「限られた時間でどう楽しむか」「実際どうだったか」といった、 ガイドブックでは分かりにくいリアルな情報を大切にしています。 写真を撮ることも好きで、現地の雰囲気や空気感が伝わるような記事を心がけています。 ✔ 初めて行く場所で失敗したくない ✔ ツアーのリアルな流れを知りたい ✔ 効率よく観光したい そんな方の参考になるブログを目指しています。 お問い合わせは、お問い合わせフォームよりお願いいたします。

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP